FAN’S VOICE Vol.8 亜沙美さん @glittergirls0210 フェイラーを巡るドイツの旅で出会った「ありがとう」という奇跡のストーリー

Vol.8亜沙美さん @glittergirls0210
2020年01月09日
    • interview
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フェイラーを巡るドイツの旅で出会った「ありがとう」という奇跡のストーリー

2018年にフェイラー社創業90周年、およびドイツ・ホーエンベルクにおけるフェイラー社創立70周年を迎えた「FEILER(フェイラー)」。国を越えて、世代を越えて、いつの時代も変わらずに愛され続けるその理由には、歴史とともに愛が溢れるストーリーがあります。

今回お話を聞かせていただいたのは、一昨年行われたフェイラーにまつわる思い出の写真とストーリーを投稿していただく「あなたとフェイラーキャンペーン」で最優秀賞に選ばれた亜沙美さん。フェイラー本社を巡るドイツ旅行でフェイラーが生まれた地を訪れ、記念式典に特別ゲストとして参加された亜沙美さんですが、どのような体験をされたのでしょうか。大好きなフェイラーの歴史を自分の目で見て触れたリアルな言葉をお届けします。


家族を大切にするフェイラーだからこそ、この写真が選ばれたのかなと思いました

亜沙美さんが「あなたとフェイラーキャンペーン」に投稿したのは、ささやかなきっかけでした。日常の一コマを切り取った写真や特別な日を一緒に過ごしたフェイラーを、いつもと同じようSNSにアップしている中で投稿された1枚の写真。それは亜沙美さんがモザイクフローラのハンカチで涙を拭く姿でした。そして隣に写るのは花嫁姿の妹さま。大切な家族である妹の結婚式で嬉し泣きをする亜沙美さんを支えてくれたのがフェイラーだったのです。


https://www.instagram.com/p/BhpiXr-nhC3/

「ハンカチとトートバッグが当たったらいいなと思って投稿していたので、インスタグラムのDMから最優秀賞のお知らせが来たときは本当に驚きました。友人と遊んだ帰り道、『ドイツ旅行おめでとうございます』という内容を見て、ウソでしょ!?と(笑)嬉しくて何度も読み返してしまいました。」

自分の投稿写真が最優秀賞に選ばれたことに対して「どうして私が?」と最初は疑問に思っていたそうですが、家族の絆を大切するフェイラーだからこそ「人」が主役の写真が選ばれたのかなと今は感じているそうです。


結婚記念日と重なった奇跡に、行く前から感動しました

フェイラー本社を巡るドイツ旅行に選ばれた亜沙美さんですが、実はこのドイツ旅行の日程には信じられないような奇跡が起こりました。それは亜沙美さんご自身の結婚記念日とドイツ旅行が見事に重なっていたということ。偶然にも旦那様と結婚記念日の旅行を計画していた矢先に起きたサプライズに、まさに「引き寄せられた」という感覚を味わったそうです。思いがけない形で実現された結婚記念日旅行は、まるでフェイラーに祝福されているかのような奇跡でした。

「結婚記念日ということで主人も休みを取っていた日でして。どこに行こうかと2人で話していたタイミングだったので本当に奇跡でした。さらに、式典でスピーチをする機会までフェイラージャパンの方からいただいて。このようなチャンスは滅多にないですし、私なりにフェイラーの最大の魅力を話したいなとスピーチの内容はすごく考えました。」

偶然なのか必然なのか、フェイラーが引き寄せてくれた奇跡はドイツ旅行でさらに大きな感動を与えてくれることに。どのような体験をされたのか、亜沙美さんに語って頂きました。


フランクフルトのフェイラーストアではドイツ限定のフェイラーに一目惚れ!

旅行が好きという亜沙美さんですが、実はヨーロッパへ行くのは今回が初めて。ドイツのフランクフルトで立ち寄ったフェイラーストアでは、ここでしか手に入らないハンカチに一目惚れをしたそうです。


https://www.instagram.com/p/BnoxtUVnFDW/
ドイツのフェイラーストアで記念撮影。日本とは違うエレガントな雰囲気に大興奮!

https://www.instagram.com/p/BoY7DxlHLI5/

こちらがフェイラーストアで購入したハンカチ。ノイシュヴァンシュタイン城とフランクフルトの街並みが描かれた日本では発売されていない絵柄です。このハンカチを使うたびにドイツ旅行の思い出が蘇りそうですね。

「フランクフルトのフェイラーストアではルームウェアやタオルなど、日本とは違うフェイラーが見られました。子ども用のバスローブがとっても可愛かったですね!そして思い出に残っているのが、スタッフの方からフェイラーのロゴの意味を教えていただいたこと。フェイラーの想いを知ることができました。」

フェイラーのシュニール織はフランス語で「いも虫」という意味を持ちます。プクプクとした触感がシュニール織に使われるモール糸に似ていることからそのように呼ばれていますが、いも虫が成長して美しい蝶となり、キレイな花に集まることをイメージして、ドイツのフェイラーでは蝶のロゴが使われているのです。

https://www.instagram.com/p/BnkiasrHSoi/

フェイラーストアを楽しんだフランクフルトでは、ネオルネッサンス様式の旧オペラ座がレストランとなった「オペラ」でリーベくんの好物として知られているシュニッツェル(カツレツ)を召し上がった亜沙美さん。ポテトの多さに驚いたそうですが、一生忘れない結婚記念日になったと嬉しそうでした。


チェコ共和国との国境ラインで聞いたフェイラー家の話は、一生忘れません

フランクフルトを楽しんだ後は今回の目的地、フェイラー本社があるホーエンベルクへ。ドイツとチェコ共和国の国境にある小さな街に辿り着くと、フェイラー本社の方たちが現地を丁寧に案内してくれたそうです。

「フェイラーで働く人たちは、日本の方も本社の方も皆さん笑顔で優しい雰囲気が印象的でした。ロケ地巡りではホーエンベルクの歴史を日本語に訳した資料を用意してくださり、その丁寧なおもてなしの心に感動しましたね。真面目で優しい雰囲気の方が多くて、日本人と気質が合うんだろうなと思います。」

このホーエンベルクの地を巡る中で亜沙美さんが大変心に残ったと強く訴えてくださったのが、ドイツとチェコ共和国の国境ライン。グリーンの大地が広がるのどかな場所ですが、このチェコ共和国からドイツへと続く国境ラインが現在のフェイラーにとっての大きな分かれ道だったことを教えてもらったそうです。

https://www.instagram.com/p/Bn2JNYynCOH/

「歩いているだけで絵になるような場所ですが、フェイラー家のストーリーを聞いて本当にありがとう!と思いました。チェコでシュニール織を営んでいたフェイラー家が戦争を理由にドイツに移住しなければならなくなったこと、そしてチェコに置いてきてしまった機織り機を取り戻すため、夜中に家族で国境を越えてシュニール織の道具をこっそり運び出したこと……。小さな少女たちがシュニール織の道具を運ばなかったら、今のフェイラーは存在しないんですよね。戦時中で捕まったら殺されるかもしれないという危険を冒して、フェイラー家が命懸けでシュニール織を守ってくれたから、私はフェイラーと出会うことができました。戦争という困難を乗り越えてフェイラーが生き残ったということに、感動しかありません。」

国境の道を歩きながらフェイラーの社員が語ってくれた過去を聞いて、「戦争には暗いイメージがありますけど、この話はもっと広めるべきだと思います。」と強い眼差しで話してくれました。長い歴史の中で生き残ったフェイラーの運命的な出来事が亜沙美さんの心に深く響いたようです。


フェイラーに大きな貢献をされた日本人女性の影響で、伝統柄がマイブームです

ホーエンベルクの地を巡った後は、いよいよフェイラー社創業90周年、およびドイツ・ホーエンベルクにおけるフェイラー社創立70周年を記念した式典パーティーの開幕。亜沙美さんも鮮やかな赤のドレス姿に身を包み、日本からのスペシャルゲストとして参加をしました。パーティーが開催されたのは本社に隣接する新しくオープンした工場の敷地内。生バンドやファッションショー、バレリーナショーなど、さまざまなパフォーマンスで盛り上がる中、亜沙美さんが最も感動したというのがフェイラー本社のCEOディーター・シュヴェート氏によるスピーチだったそうです。

「CEOがスピーチされた、日本人の山川和子さんという女性のお話はとてもよく覚えています。山川さんがベルギー旅行で偶然に出会ったフェイラーの『パラディス』に一目惚れをしたことがきっかけで、シュニール織が日本に広まったこと、そしてそれがフェイラーの歴史はもちろん、ドイツ産業にも大きく貢献してくれたことが本当に素晴らしくて。山川さんがフェイラーと出会ってくれなかったら私もフェイラーを知らないままだったかもしれないんですよね。戦争中にシュニール織を守ってくれたフェイラー家、そして山川和子さんという日本人女性との出会い……。人と人との巡り合わせにフェイラーの深さを感じます。」

山川和子さんが出会ったという『パラディス』は、鳳凰とバラのモチーフが描かれた独特の柄。西洋と東洋の融合したようなデザイン柄は亜沙美さんも以前から知っていたそうですが、「大人っぽい柄だから、まだ自分には早いかな」と思っていたのだとか。フェイラーを日本に広めた山川和子さんが惚れ込んだこと、そしてフェイラー本社に隣接する博物館に展示されている60年以上前の『パラディス』のガウンを見て、歴史を感じさせないその美しさと存在感に亜沙美さんも『パラディス』の虜になってしまったそうです。

https://www.instagram.com/p/Bn8awhxnU2n/
こちらがフェイラー博物館に展示されている『パラディス』のガウン。60年以上前のものとは思えない堂々とした美しさです。

亜沙美さんお気に入りの『パラディス』。グリーンの縁なしがドイツ、縁ありが日本バージョン。70周年記念は一輪のバラが描かれています。

インタビュー時に亜沙美さんが首に巻いていたスカーフも、実は日本で限定発売された70周年記念の『パラディス』。存在感抜群の赤と黒のコントラストが首元を華やかにしてくれます。

さらにこの式典では、冒頭でお話されていた亜沙美さんのスピーチもしっかり行われたとのこと。壇上に上がった時は緊張しかなかったそうですが、笑顔で大きい声で喋ることを心掛けたそうです。「特別な日も、そうでない毎日も、フェイラーがあるから毎日笑顔で過ごせる。」フェイラーに携わる人たちに感謝の言葉を伝えられたことを嬉しく思うと同時に、式典に参加することができてよかったと心から喜ばれている様子がひしひしと伝わってくるようでした。

こちらは式典に参加した人だけに贈られた貴重なアニバーサリーギフト。昔の復刻デザイン『レガシー』のハンカチを見て「宝物にします!」と感激されていました。

「今回のドイツ旅行では、フェイラーをつくる人たちと出会い、フェイラーの歴史を聞いて、フェイラーに対する想いが深まりました。そして何よりも、絵本の童話のような世界観はまさにフェイラーそのもの。このシチュエーションはこのハンカチ!という場面がいくつもあって、この風景を見てあのデザインがあるんだと肌で感じました。」

フェイラーが生まれたルーツを知り、もっと大切に使いたいと語ってくれた亜沙美さん。自分の目で見て感じたことを絶対に忘れたくないと最初から最後まで笑顔で話してくれました。奇跡の偶然が重なり合った亜沙美さんのドイツ旅行でのステキなストーリーをお聞かせいただき、ありがとうございました。

*写真の商品はすべて私物のため、現在販売を終了しているもの、弊社で取扱いのない商品も含まれています。

亜沙美さんInstagram @glittergirls0210
https://www.instagram.com/glittergirls0210


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