人気ケータリング屋さんのテクニックを学んで簡単&おしゃれなHappy Holidays Party!

2019年12月20日
    • interview

年末から年明けは、気心の知れた友人たちを招いてホームパーティを開く機会も多くなるシーズン。ホリデーシーズンにふさわしい華やかさも取り入れながら、簡単に仕込めるおもてなしが理想。そこでパーティや展示会、撮影現場のケータリングで活躍するケータリング屋さんの、手際よく作れて&お洒落!なパーティアイディアを紹介します。


今回の指南役「Dora The Food」の松島由恵さんのケータリングは、素材の組み合わせ技でゲストの目と口を喜ばすオードブルや、余熱で火を通す簡単絶品メイン料理が得意。そして、アンティーク食器やボタニカルを使ったオリジナルのデコレーションセンスにもファンが多いです。
そんな松島さん、この日はフェイラーの『フローラルクラウン』のハンカチを、まるでテーブルの上に花を活けるように飾ってフレンチシックなテーブルセッティングに仕上げてみたいと考えてくださっていました。食事中は、ゲストがナプキン代わりに使える実用的な素敵なアイデア!折り方の詳細は下記に紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
そして料理は、4品のオードブルと、サラダ、メインのチキンのレシピを紹介します。どの料理も、混ぜるだけ!つけおくだけ!オーブンに放っておくだけ!なので、ホストが頑張らなくていい、その場にいる全員がわいわい楽しめるハッピーレシピです。


「鯵とイチゴ、パセリの前菜」(写真左の皿)
鯵にイチゴ!? 酢で締めた鯵とイチゴの甘酸っぱい予想外の組み合わせに、驚きと喜びが!たっぷりとのせたパセリが爽やかなアクセントに。

(材料)6人分
イチゴ 4、5個
パセリ 2~3本(葉の部分)
鯵 3枚下ろしにしたもの4枚
トリュフオイル(なければオリーブオイルでも可) 適量
塩 適量
酢 適量
うるい(なければアスパラをピーラーでスライスする。無くても可)

(作り方)
1.バットなどに鯵を入れ、ひたひたになるくらいの酢で一晩締めておく(時間がなければ2時間ほどでもOK)。
2.1の酢をよく拭き取り皿に食べやすい大きさに切り並べたら、食べやすい厚さに切ったイチゴ、みじん切りにしたパセリを散らし、うるいを並べる。仕上げにトリュフオイルを回しかけ塩をふる。

「柿とサワークリームバジル」(写真右の皿)
柿の皮をむいて切って、サワークリームとバジルをのせるだけ!でも、この3つがないと生まれない、絶妙なハーモニー。箸休めにもワインのお供にも最高の一品。

 (材料)6人分
柿 3個
サワークリーム 1個(90mlのものを使用)
オリーブオイル 適量
塩 適量
バジル 適量

(作り方)
1.柿を櫛形切りにし皿に並べ、サワークリームとバジルをのせ、オリーブオイルをまわしかけ塩をふる。


「焼きパプリカとカリフラワーのマリネ」(写真左の皿)
オーブンに入れておくだけで、口の中でとろけるような食感になる野菜のご馳走!砕いたカリフラワーを雪のように散らして冬仕様の一皿に。

(材料)6人分
赤パプリカ 3個
カリフラワー 1/6個程度
オリーブオイル 大さじ1
塩 2~3つまみ
バルサミコ酢 小さじ2

(作り方)
1.パプリカは大きめに切り220度(余熱で温めておく)のオーブンで15分焼く。軽く焦げ目が付いたら皮を剥き、オリーブオイル、バルサミコ酢、塩を混ぜたマリネ液に漬ける。パプリカは皮を剥くことでしっかり味が入り甘みがUP。
2.カリフラワーを茹でておく。1を皿に盛り付けカリフラワーを包丁やグレーターを使って細かく砕き、上から散らす。
※前日に作っておけば、当日は盛り付けるだけ。3〜4日間、保存可能です。

「きのこのペースト」(写真右の皿の右側)
バゲットにぴったりのペースト。きのこは、お好みでどんな種類でもOK。余ったら、翌日に焼いたベーコン、スクランブルエッグなどとサンドイッチにしても美味。

(材料)6人分
ぶなしめじ 400g程度
オリーブオイル 大さじ1+1/2
塩 小さじ1/2
生クリーム 大さじ1
バター 小さじ1
黒胡椒 適量

(作り方)
1. きのこは石づきを落とし、オリーブオイルで炒める。火が通ったら生クリームを加え塩で味を整え、水分を飛ばすように少し煮詰める。
2. 1とバターをフードプロセッサーやブレンダーに入れ滑らかになるまで攪拌する。


「牡蠣と春菊のグリーンマッシュポテト」(写真左の皿の左側)
「これ、美味しい!何が入っているの?」・・・食べた人が必ず尋ねるレシピ。シャンパンやワインが止まらなくなる魅惑のペーストです。

(材料)
じゃがいも 2個
牡蠣 4~5個
春菊 3~4本
バター 15g
生クリーム 大さじ2
塩 小さじ1/4

(作り方)
1. 牡蠣は塩少々(分量外)を入れた水でよく洗いしっかり水気を切る。春菊は2~3cmくらいに刻んで水気を切っておく。
2. じゃがいもをスッと串が入るまで茹で一度ザルにあげたら、再び鍋に戻し、乾煎りし水分を飛ばす。
3. フライパンにバターを溶かし、牡蠣を炒める。牡蠣に火が回ったら春菊を入れ炒める。2を入れたら全体を軽く炒め生クリームを入れて塩で味を整える。
4. 3をフードプロセッサーやブレンダーで滑らかになるまで攪拌する。


「洋梨と生ハムのサラダ」
苦味ある葉野菜、甘みたっぷりの洋梨、生ハムの塩気の三位一体の組み合わせが抜群!お酒のおつまみになるサラダ。

(材料) 6人分
洋梨 2個
生ハム 適量
トレビス・クレソン・わさび菜・ベビーリーフなど 300g前後
オリーブオイル 大さじ2
塩 小さじ1/4程度
白ワインビネガー 小さじ2

(作り方)
1. 葉物は洗いザルにあげ、キッチンペーパーなどで水気をよく切り、食べやすい大きさにちぎる。
2. 洋梨を食べやすい大きさに切る。生ハムを食べやすい大きさにちぎる。1と一緒に器に盛る。
3. 食べる直前にオリーブオイル、塩、白ワインビネガーをかけよく和える。


「クランベリーハニーチキン」
メインは、ほろほろでジューシーなチキンレッグ。一晩はちみつソースにつけおくことで柔らかくなり味が染み込みます。当日は、オーブンに入れて焼いた後はほったらかしにして余熱で優しく火を通す作戦!

(材料) 6人分
骨付き鳥もも肉 3本
にんにく 4片
かぶ 4個
クランベリー 80g
蜂蜜 大さじ2
塩 小さじ4
レモン汁 大さじ1+1/2
オリーブオイル 大さじ3
あればタイム 適量

(作り方)
1.鳥もも肉は骨に沿って切り込みを入れ、骨の丸い部分を切り落とす。両面に塩をよくすり込み、スライスしたにんにくを満遍なくのせる。
2.クランベリー・蜂蜜・オリーブオイル・レモン汁をよく混ぜ、1と櫛形に切ったかぶ・タイムとともにビニール袋に入れよく揉み込む。冷蔵庫で一晩置く。
3. 2を焼く1~2時間ほど前に冷蔵庫から出して置く(※必ず肉は常温に戻すこと!)。220度(余熱で温めておく)のオーブンで15~20分焼く。蜂蜜が入っているためオーブンによっては焦げやすいので、焦げそうな場合はアルミホイルを上からかぶせてください。しばらくオーブンの中に置いて余熱で火を通す。


ハンカチの折り方①

撮影に立ち会っていたフェイラーのクリエイティブ・ディレクターを務める髙橋みどりさんが、ハンカチのデザインを活かした折り方を松島さんに提案。2種類の折り方でテーブルに置いてみたら、松島さんが思い描いたとおりの華やぎが加わりました。

セッティングに選んだハンカチは、色とりどりの花で冠を作ったようなデザインの「フローラルクラウン」。こちらは、シャンパングラスのまわりに花々が咲いているようにセッティング。

1枚は角をずらして三角に折り(a)、真ん中を凹ませ谷折りにする(b)。残りの2枚は、角を合わせて三角に折り、中心に花のモチーフが美しく見えるように意識しながら山折にする(c)。センターに(a)、左右に(c)を配置し花々が咲き誇っているように。

(a)

(b)

(c)


ハンカチの折り方②

こちらは、3枚のハンカチを使って小花を束ねたブーケのように仕立てたセッティング。
ハンカチ2枚は、ひし形に広げ左右の端を折る(a)。もう1枚もひし形に広げ、左右の端をそれぞれ中心まで折る(b)。(a)を折り目のない方を表にして重ねる。(b)は半分に折り、ナプキンリングのように裾を包みブーケのようにする(c)。

(a)

(b)

(c)

フローラルクラウン ハンカチ(ブラック)
約25×25cm 税込2,420円

松島さんが選んだエプロンは、フェイラーの『ホワイトマーガレット』。シックなネイビー地にマーガレットが咲く大人可愛い1枚。「マーガレットモチーフは、ちょっと優しくなれる気がしませんか?(笑)  それに、肩紐を調整し自分サイズにできるので小柄な私にもぴったりつけられるエプロンのサイズ感がとても嬉しいです」。

ホワイトマーガレット エプロン(ネイビー)
総丈約80cm 税込28,600円

プロフィール
松島由恵
フードクリエイター。ケータリング「Dora The Food」主宰。展示会や撮影現場へのケータリングをはじめ、雑誌へのレシピ提案などさまざまな分野で活躍。女優からの指名も多く、色鮮やかで斬新な料理が話題を呼んでいる。この仕事に携わる前は建築士という経歴も持つ。
http://www.dorathefood.com
Instagram:@yoshie_matsushima


フェイラー公式オンラインショップでもご購入できます。こちらからどうぞ >>
フェイラー公式Instagramでは新商品情報を配信中です。ぜひご覧ください >>

撮影/山田英博
取材/藤井そのこ


  • Twitter
  • LINE

この記事に関するタグ