#フェイラーワークショップVol.04 感性を動かして、もっと楽しく、もっと私らしく クリスマスリース作りワークショップ

2022年12月16日
    • fair・event

フェイラーと触れ合う時のように、「心はいつだって踊れる。」時間を共有したいという想いから開催している#フェイラーワークショップ。第4弾はおしゃれなフラワー・プランツショップとして有名な東京・外苑前の「FUGA」にて、クリスマスリース作りワークショップを体験していただきました。今回はフェイラーファン8名にご参加いただいたイベントリポートとともに、リースのベース作りのテクニックや飾り付け方のアイデアなど、ご自宅でもリース作りが楽しめるポイントをご紹介します。


ワークショップ第4弾は2022年11月19日(土)、スタイリスト御用達のおしゃれなフラワー・プランツショップとして知られるFUGA(フウガ)のアトリエにて開催。FUGA flower sectionの林田花奈さんに講師を務めていただき、クリスマスリースの作り方を教えていただきました。


今回、参加者の皆さんに作っていただいたリースは、林田さんがフェイラーの新作「トゥインクルウィンター」の世界観にインスピレーションを得て、ご考案くださったもの。冬らしい雰囲気を演出する針葉樹をたっぷりと使い、星に見立てたキラキラコーティングのナッツ類、シナモンやドライフルーツなどで可愛くて、温かみのある素材を多数ご用意いただきました。


材料や道具など、準備するものはこちら

ワークショップで使用するリース作りの材料や道具について、ご説明いただきました。
【針葉樹】
今回はいろいろな種類の針葉樹をミックスして使って、立体感を楽しんでいただくデザインに。ベースにおすすめなのは、ボリュームが出せるモコモコとしたヒムロ杉。それに香りの強いブルーアイス、クリスマスツリーでおなじみのもみの木などを組み合わせて、動きを出します。

【リースオーナメント】
松ぼっくりやウッドフラワー、オレンジやアップルなどのドライフルーツ、シナモンなどをご用意いただきました。ナッツ類はナチュラルなものと、コーティングしてあるものがあり、プラチナゴールドカラーのスターアニスは星のように見えてクリスマスにぴったりです。

【道具】
細いワイヤー(写真右上の黒い容器に入っているもの):オーナメントを取り付けるのに使います。
軍手:針葉樹を扱う時は松ヤニなどで黒っぽくなりやすく、石鹸では落ちにくいため。
剪定ばさみ:針葉樹が長すぎる時などにバランスを整えたり、ワイヤーを切ったりするのに使います。
防水性の接着剤(軍手の手前):花材ブランド、スミザーズオアシスの「フローラル・アドヒーシブ」がおすすめです。生花以外にプリザーブドフラワー・ドライフラワー・リボン・オーナメントにも使えます。
リースワイヤー(写真手前):針葉樹をナチュラルリースに巻きつけていくときに使います。
ナチュラルリース(写真奥):リースのベースとなる木枠です。


針葉樹をふんだんに使ったベース作りのポイントをご紹介

今回のレッスンは、約8割できあがっている状態のベースを完成させるところからスタート。

まず針葉樹を3つ選んで、三角形を作るイメージで3枚セットに(写真①)。その時、先端がきれいなものメインに、先端の向きを揃えながら3枚を合わせて、ふんわり広がるように組み合わせると動きが出ます。長いものは下の部分をハサミでカットし、なるべく同じ束感になるように。リースは、角度によってはどうしても木枠が見えてしまうので、厚みのあるもこもことした葉を使うと、隙間ができにくくておすすめです。
次に3つ重ねたワンセットを、ベースとなる木枠に取り付けます。この時、葉を寝かせてしまうと平坦な印象になるので、しっかりと持ち上げるように(写真②)。そうすることで立体感がでて、いろいろな種類の針葉樹の良さが引き立ちます。ワンセットをリースワイヤーで巻きつけたら(写真③)、ワイヤーをぐいっと力いっぱい引っ張ってください(写真④)。それを2、3回繰り返します。針葉樹はドライになっていく過程で枝が細くなり、ワイヤーが緩んでくるので、ここできつく締めておくことが長くきれいに飾るための秘訣です。



針葉樹3枚ワンセットを巻きつけるという作業を、巻き始めのところまで繰り返します。なかなか終わらない感覚がありますが、巻き始めの葉がかぶさっているところを持ち上げて、スタート地点ギリギリのところまで巻く工程を繰り返してください。しっかりと隙間を埋めることが、きれいな丸い立体感のあるリースに仕上げるためのポイントです。


遠目で見ると隙間が気になる場合もあるので、一度持ち上げてバランスを見てみてください(写真①)。問題なければベースの仕上げに。巻き上げを開始した部分は、ワイヤーを長めに残してあるので(写真②)、巻き終わりのワイヤーと出会ったところで、巻き終わりのほうのワイヤーをハサミで切って長さを揃え(写真③)、巻き始めのワイヤーと、きゅっと固結びにします(写真④)。たまに“巻き始め”部分を巻き込んで作ってしまい、最後に結べないこともありますが、巻き終わり部分のワイヤーを縫うような感じで木枠に通して、抜けないようにしっかりつけておけば、大丈夫です。


ベースが完成したら、一度後ろを見て、ワイヤーを通している部分を引っ張って、最終チェック。緩んでいるところは、ワイヤーをくるっとねじって(写真①)締めてください。次に、上に来る部分を決めて、壁などにかける時用の紐を取り付けます。その時リースを持ちあげて、くるくる回して見てみたり、床などにおいて、上から見下ろしたりすると、全体が見やすいかもしれません。上に来る部分が決まったら、紐を2重にして木枠に通し(写真②)、紐の間をくぐらせて、ぐっと引っ張り(写真③)、紐を結びます(写真④)。長さはお好みで、かける場所をイメージしながら調整してください。


大小のオーナメントをバランスよく飾り付けます

飾り付けは、大きいオーナメントから小さいものの順番で。面積をとる大きいものは後からは場所を作りづらいので、まず位置を決めて、空いた部分に小さいものを置くのが、バランスよく付けるポイントです。ある程度、全体のイメージができたら、大きなものはワイヤーで固定し、小さいものは防水接着剤で付けます。すぐに取り付けて大丈夫ですが、一度実際に置いてみて、配置を決めてから、取り付けると安心です。付け方は仮にのせた状態のまま、一つずつボンドを付けて、貼る、付けて、貼るの作業を繰り返すといいと思います。参加者の中には、一度のせた状態で写真を撮っておいて、写真を見ながら付けていくという素敵なアイデアを披露してくださった方もいらっしゃいました。


オーナメントの配置のデザインは、ご自宅の飾る場所をイメージしながら、決めるのがおすすめです。正面から見る感じになるなら上にのせるのも良いですし、リースは丸なので、サイドにつけたり、円の内側につけたり、いろいろな角度に付けると立体感が出ます。また真ん中の空間が存在しているのもリースの良さのひとつですので、ここを利用するのもいいと思います(写真①)。今回一番大きいメリークリスマスのオーナメントは、付ける場所を決めたら(写真②)、文字の間の抜けている部分にワイヤーを通して(写真③)、裏でワイヤーをねじって固定し(写真④)、ベースに取り付けます。


スターアニス(写真①)をはじめ、ナッツ類やドライフルーツなど小さいものは防水接着剤を直接塗って(写真②)、そのまま貼り付けます。ドライフルーツは針葉樹の隙間に置いて、細い葉から透けるように、ちらっと見せると奥行き感が出ておすすめです(写真③)。松ぼっくりなどは一度ワイヤーを通して、ワイヤー部分にボンドを付け(写真④)、差し込むようにベースに取り付けます(写真⑤)。シナモンは存在感が出るように2本を長めのワイヤーでくくりつけて固定し(写真⑥)、ワイヤー部分にボンドを塗り、差し込みます。


さらに冬っぽい雰囲気をアップするアイデアを教えてもらいました

温かみが出せるスターリンジャー(写真①)は、枝からハサミで切り分けて(写真②)、ボンドで貼ります。一部分にまとめても、全体的に散らして可愛いと思います。冬っぽさを出すのにぴったりなスノースプレーは、軽くしゅっしゅっとかけていく感じで(写真③、④)。あまり近すぎると濃くなってしまうので、気をつけながら吹き付けください。乾くまでに少し時間かかります。


仕上げとして、冬っぽい質感のリボンをプラスすると差し色としても効果的です。ふわふわした毛糸のリボンを重ねるだけでできる、お花リボンがおすすめ。ループリボンは難しい印象がありますが、これならワイヤーとリボンさえあれば、簡単にご自宅で作れます。作り方はリボンをある程度の幅で、何重かに重ねていって、好みのボリュームになったら、中央をワイヤーで捻って締めるだけ。あとは好きな位置にワイヤーでくくりつければ完成です。


ワークショップ参加者8名にご感想を伺いました

写真左手前より、
マリさん
①初めてのリース作りでしたが、とてもわかりやすく教えていただいて、素敵なリースが完成しました。クリスマスは「ツンツンバンビーノ」のハンカチを額装して、一緒に飾ろうと思います。②美術館やコンサートに行って、感性を磨いています。

アキコさん
①素材がたくさん用意されていたので、自分好みのリースが作れました。自宅のドアに飾りたいと思います。②8ヶ月になる娘の月齢フォト撮影で、何を着せよう、どんな写真にしようと考えるのが楽しみ。フェイラーのアイテムと一緒に撮ってみたいです。

写真右手前より、
アヤさん
①今年は子供が生まれた特別な1年でしたので、記念になるものを作りたかったのですが、とっておきのオリジナルリースが作れました。毎年の習慣にしたいです。②毎日、フェイラーを触ったり、眺めたりするたびに心が躍り、癒しをもらっています。

サクラさん
①都会的な素材を提供いただけて、花材選びも来年のリース作りの参考になりました。玄関に飾ります。②新しいフェイラーの商品を手にした時、どこへ持っていこうと考えると心が躍ります。クリスマスは「キャンディオーナメント」と一緒に過ごす予定です。


 

写真左手前より、
マサコさん
①リース作りが大好きなので、かぐわしい香りにとても感動しつつ、ドライフルーツを飾りに使うことが、大変勉強になりました。②香道が趣味で、香りは五感を豊かにしてくれます。お家元も大のフェイラーファンで、フェイラーの話で盛り上がる時間も楽しいです。

ヨウコさん
①毎年リース作りをしているのですが、フラワーショップでのレッスンは初めて。皆さん、上手で少し焦ってしまいましたが、先生もとても親切で、楽しく作ることができました。②話題のお店や、新作バッグやコスメを引き取りに行く時は心が躍ります。

写真右手前より
エリさん
①作っている最中も香りがすごく良くて、癒しの時間になりました。せっかくのフレッシュリースですので、香りが楽しめるようにリビングに飾りたいです。②旅行が好きです。子どもが生まれ、新しい家族で行くと行き慣れた旅先でもいろいろな発見があります。

フミエさん
①フレッシュな針葉樹がドライになっていく時間を楽しむ、その行為自体がクリスマスの訪れを待つ時間の楽しみ方の一つなのだと思いました。②クリスマスは「キャンディオーナメント」のハンカチと、マシュマロで作るスノーマンを写真に撮って、楽しみます。


今回教えてくださった先生をご紹介

FUGA flower section 
林田花奈さん

「今日は皆さん、同じ素材で作ったとは思えないくらい、それぞれ個性ある仕上がりで、とても素敵な、いろいろなデザインのリースが出来上がりました。リースは見て楽しむのはもちろん、香りを楽しむことや、作る楽しさも魅力です。サイズを変えたり、飾り付けによってテイストを変えたり、アレンジも幅広いですので、作り方を覚えていただいて、毎年のように楽しんでいただければと思います」と林田さん。針葉樹は1本から購入できるので、花瓶にいけて、アロマとして楽しむのもおすすめとのこと。またベースとなるナチュラルリースや飾り付け用のオーナメントなども、FUGA店頭で購入できるそうなので、ぜひリース作りにトライしてみてください。


フラワー・プランツショップFUGA(フウガ)

Shop Info
〒150-0001東京都渋谷区神宮前3-7-5青山MSビル1F・B1F
T E L : 03-5410-3707 不定休
営業時間:月・水・金13:00~18:00、火・木・土・日11:00~18:00
https://fuga-tokyo.com/  
https://www.instagram.com/fuga_flower_plants/
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