フェイラージャパン社長が語る「ハンカチにメンズコレクション誕生」

高い機能性と色鮮やかなモチーフで、幅広い世代の女性に愛されるフェイラーのハンカチ。その魅力をぜひ男性にも実感していただきたく、この春、待望のメンズコレクションがデビューしました。そこで今回は、男性にこそおすすめしたいフェイラーのシュニール織のよさやおしゃれな使い方などについて、自身もフェイラーのハンカチの大ファンというフェイラージャパン株式会社の川部将士代表取締役社長が、その魅力をお伝えします。あわせてメンズコレクションのラインアップをご紹介。これを機に、旦那様やお子様、お父様などご家族揃って、フェイラーのハンカチをお楽しみください。

――今回、男性向けのハンカチを発売することになった経緯や理由を教えてください。
フェイラージャパンではここ数年間、もっと幅広い層のお客様にフェイラーの魅力を知っていただきたいという想いで、特に女性にフォーカスしてきました。その結果、だんだんと若い世代にも認知していただけるようになり、新しくお客様になっていただいた方たちから、旦那様にも持たせたい、男性にプレゼントしたいという声を多くいただくようになりました。さらには奥様がフェイラーのハンカチがお好きで、ご自分も使ってみたいと売り場に足を運んでくださる男性もいらっしゃるようになり、これは男性向けにハンカチを出す時がいよいよきたのかなと。それで発売に向けて企画をスタートしたというのが経緯です。実はコロナ禍より前のことになりますが、最近ハンカチを持ち歩く男性が増えていることから、タイミング的にもよかったのかもしれません。

――このメンズコレクションに込めた想いをお聞かせください。
私たちのハンカチは、これまで女性的なモチーフが大半を占めていましたが、ハンカチとしての機能は非常に高いもので、そういう意味では男性の方にもぜひ使っていただきたいアイテムです。今回のコレクションでフェイラーのハンカチを持つ喜びを、男性にも感じていただけるといいなと思っています。あと、以前からいろいろな方にフェイラーを応援していただいてきた中で、メンズも出したほうがいいというご意見を多数いただいてきましたので、私の個人的な友人も含め、その期待感を持ってフェイラーを見てくれていた男性の方たちに、お待たせしました、という想いもありますね。

――男性におすすめしたい、フェイラーのハンカチの魅力とは何でしょうか？
私が最初にフェイラーのハンカチを持った時、実は少し抵抗感があったんですね。なぜかというと、非常に暑がりなもので、このもこもこした、温かみを感じるようなシュニール織のハンカチが自分に合うのだろうかと気になっていました。ところが実際に使ってみると、通常の綿のハンカチと比べて、吸収力がすごく高い。１日汗をふいても、全部吸い取って、全然べたべたしないことに驚きまして。この機能性の高さはぜひ使って、実感していただきたいと思っています。もうひとつ、男性に贈る際にお話していただけたらいいなと思うのですが、フェイラーのハンカチは技術革新のたまものであるということです。「技術革新」はフェイラーの歴史の中で、大事なキーワードのひとつです。もともとは伝統工芸で、複雑な工程をひとつずつ丁寧に手で織ってきたのですが、世界中の方にお届けするには、大量生産を可能にすることがすごく重要だったわけです。今も手仕事でやっている部分はありますが、かなりの工程を機械化することに成功しています。私が現地の工場に行った時、コンピューター制御によって自動的に織り上げられていく様子を見て、ドイツ製の自動車とすごくつながったところがあり、技術革新によって車を進化させてきたドイツ人の気質やマインドが、実はこの商品にも宿っていると感じました。男性はモノが作られる過程や、その裏側にあるストーリーに惹かれるところがありますよね。フェイラーのハンカチは、職人による手仕事とドイツが誇る技術革新力がうまくミックスして作られたものであるということにも愛着が沸いて、身近に感じていただけるのかなと思っています。
 
――今回のメンズコレクションはどんな方に、どういう風に使っていただきたいですか？
まずは女性のお客様が男性へのプレゼントに、奥様から旦那様へ、男の子のお子様へ、また会社の上司などへのギフトにも使っていただきたいですね。そして男性がご自身で好んで、フェイラーを買おうと思っていただけるようになればうれしいです。百貨店やフェイラー銀座本店など、全国のフェイラーショップでお買い求めいただけますので、男性も行きやすいと思います。おしゃれの仕方という点でいいますと、私を含め、フェイラーの男性スタッフは、お尻のポケットからハンカチを少し出して、差し色にしたり、柄をポイントにしたりしています。胸ポケットのハンカチーフ感覚ですね。バックポケットからチラっと見えた時に、身だしなみとしてはもちろん、ちょっとおしゃれで、デキる素敵な男性に見えるのかなと思います。

――男性向けということで、モチーフに関してこだわった点はありますか？
今回は男性にお好きな方が多いモチーフを選びました。男性にも好まれるチェックやドット、ストライプ柄は、フェイラーのアイテムの中でよく使われている柄でもありますので、それをより男性向けに抽出してデザインしています。フェイラーのハンカチが持つ吸水性のよさ、すごく柔らかくて癒されるような肌触り、そういう機能的なよさを伝えていくためには、やはりモチーフはすごく大事だと思うんですよ。私たちフェイラージャパン、フェイラーというブランドとしてのミッションは、世界中のひとりでも多くの方にフェイラーのよさを知ってもらうことですから、モチーフはお客様とフェイラーがつながる、ひとつのコミュニケーションツールです。いろいろなモチーフを通じて、男女問わず、いろいろな方たちに響く商品をお届けしていきたいと思っています。その中でひとつの方向性として、時代の流れや変化がモチーフに反映されたり、社会とつながる何かをモチーフで発信したりすることも考えています。たとえば多様性という意味で、ジェンダーレスな柄もありますし、今回のようなメンズコレクションもそのひとつだと思っています。最初は男性が使いやすいモチーフからスタートして、私もそうでしたが、使っているうちにだんだんと、フェイラーらしい鮮やかな花柄なども持ってみたいなと思う時がきっとくると思いますよ（笑）。

――メンズコレクションの今後はどうなるのでしょうか？
手洗いが欠かせないご時世ですし、より幅広い方にフェイラーのハンカチの魅力を伝えていくのは私たちのミッションでもありますので、メンズコレクションは今後も継続していきたいと思っています。少し浸透に時間がかかるかもしれませんが、すごく自信を持っている商品です。私たちのモチーフはひとつひとつに世界観があって、その世界観がお客様の日々の暮らしとつながった時に、共感していただけるものだと思っています。暮らしの中にはひとりで過ごす時間もあれば、ご家族がそろって過ごす時間も必ずありますので、ご家族の日々のいろいろなシーンにつながれるようなモチーフを生み出していきたいと思っています。今後は男性に向けて、ハンカチ以外の商品展開もぜひやっていきたいですね。たとえばフェイラーのバッグは軽くて、ネイビーのユニカラーなどは男性も使いやすいですし、ポーチも便利で私自身、愛用していますので、メンズのラインアップが増えていくのは個人的にも楽しみです。

「ラフィヌマン」ハンカチ 約25×25㎝ グレイッシュブルー ￥2,420（税込）
 

印象的なチェック柄を上品に仕上げた「ラフィヌマン」。大人の男性にぴったりな、落ち着いたブルートーンで、デイリーにはもちろん、ビジネスシーンなどにもお使いいただけます。おしゃれな雰囲気が漂う洗練されたデザインをバックポケットからのぞかせて、さりげないアクセントにしてみてはいかがでしょうか。

「スプリントホース」ハンカチ 約25×25㎝ ベージュ ￥2,420（税込）
 

躍動感にあふれ、力強く駆けまわる馬たちとカラフルなホースシュー（馬蹄）をチェス盤の上に散りばめました。自由や勇気、立身出世の象徴といわれる馬と、幸運をもたらすラッキーモチーフとされる馬蹄は、まさに紳士にふさわしいモチーフ。使うたびにワクワクしてしまいそうな、遊び心いっぱいのデザインが魅力です。

「ストライプドット」ハンカチ 約25×25㎝ チャコールグレー／ネイビー 各￥2,420（税込）
 

ベーシックなストライプとドット柄、２つのユニカラーを組み合わせた洗練デザイン。折りたたみ方次第で、４つの表情を楽しむことができます。好き嫌いのわかれにくいシンプルなモチーフは男性だけでなく、女性も使いやすく、会社の上司や同僚へのギフトや、引っ越しのご挨拶などの手土産にもおすすめです。

ちょっとしたお返しでも、相手が男性となると何を贈ればいいのか悩んでしまうことも多いかと思いますが、そんな時にもぴったりなメンズコレクション。最近は新しい生活様式でハンカチの携帯が欠かせないことから、男性にもきっと喜んでいただけるはずです。春の送別や歓迎のギフトに、また少し気が早いですが、父の日のプレゼントにも、フェイラーのメンズコレクションをぜひご活用ください。