フェイラーの故郷を訪ねて

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第2回 世界遺産の街、古都レーゲンスブルグ

~フェイラーを育んできた歴史と伝統を求め、
ドイツ・レーゲンスブルグを訪れました。~

ドナウ湖畔、石橋と大聖堂の街へ。

journey_img5フェイラーが生まれ育った市(まち)、

ホーエンベルグから南へ。

バイエルン州の東に位置するレーゲンスブルグは、

ドナウ湖畔に佇む美しい街です。

2000年以上の歴史をもつこの街は、

ロマネスク、バロック、ロココなどの

さまざまな建築様式の歴史的建造物が立ち並び、

それらを縫うように続く石畳・・・、

中世の面影が色濃く残っています。

旧市街地は、2006年に世界遺産にも登録されました。

 

ドナウ河にかかる頑丈な石橋「シュタイネルネ・ブリュッケ」は、

12世紀に造られたドイツ最古のもの。

この橋の完成により、レーゲンスブルグは ヨーロッパの交通の中心地として栄え、

14世紀にかけて政治、経済、文化の全盛期を迎えたのです。

橋のたもとにあるレストラン「ヒストリッシュ・ヴェルストキュッヒェ」は、

石橋の建築に携わった労働者のために出来た世界最古のソーセージ屋。

中世の人々と同じように香ばしい 焼きソーセージ「ブラートヴェルスト」を頬張り、

ビールを手にすると、当時の活気に満ちた街の様子が目に浮かびます。

 

 

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ガッセ(小路)を抜け大聖堂へ向かう途中、

古代ローマ時代に築かれたどっしりとした石門「ポルタ・プレトリア」を通ります。

中世の建造物の中に調和した古代の遺跡。

積み重ねられた歴史は、レーゲンスブルグの街をより奥行きのあるものにしています。

大聖堂「ドーム・ザンクト・ペーター」は、

13世紀に着工し、ロマネスク様式の聖堂に増築を重ね、250年という歳月をかけて完成。

さらに19世紀に入ってから10年の歳月をかけ、ゴシック様式の尖塔が付け加えられました。

気の遠くなるような長い時間をかけて造られた荘厳な佇まい・・・

中に入るとひんやりしていて、崇高な空間が広がっています。

静けさの中で、色とりどりのステンドグラスが赤に青、黄と鮮やかな彩を放ち、

歴史の薫りに包まれる心地よさを感じました。

 

 

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本物へのこだわりが育む伝統

19世紀以降、レーゲンスブルグは歴史の表舞台から姿を消します。

しかし、地方都市であったがゆえに大都市化の波にのまれず、

戦火を避け、ゆっくりとした歩みを続けることができたのです。

今でも中世の建造物は大切に使い続けられ、いたるところで修復作業が行われています。

修復も当時と同じ伝統的な材料を使うという、徹底したこだわり。

いつでも本物を身近に感じられるからこそ、守り続けられる伝統。

この街と人びとに脈々と受け継がれている伝統は、毎日の暮らしの中で美しく、

長く使い続けられる本物にこだわりたいというフェイラーのモノ創りの精神と重なりました。

フェイラーを育んだ歴史と伝統を求めて訪れたレーゲンスブルグ。

石橋の上から街を見渡すと、積み重なった歴史の上に、

今を生きる街の息づかいが聞こえてきました。

古都レーゲンスブルグは、これからもドナウの流とともにゆっくりと時を刻み続けることでしょう。

 

 

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